体験談の影響力ってすごい・・・(ブログ抽出・整理)
2011/2/5 17:06
こちらはブログでレーシックの実際の体験についてつづってらっしゃった膨大な内容をまとめさせて頂きました。リアルタイムでの気持ちの動きもわかるので、今の自身のステップに当てはまる人は共感されるのではないでしょうか?
1.体験談の影響力ってすごい・・・
子供の頃から遠視が酷く、黒板の文字すらまともに見えなかった私は随分昔からレーシック手術を知っていました。
TVのドキュメンタリー番組などで紹介されることも多いので視力0.1以下の私が知っているのは当然ですが、
当時の私はレーシックに対して明るいビジョンを見出せず「痛い・怖い」のイメージばかりを抱いていました。
日常生活の不便さより恐怖心や不信感が勝ってしまっていたんでしょうね。
目の手術となれば歯医者さんと同じ感覚で異様な恐怖心があり、もし失敗したら失明してしまうんではないか?とも思っていました。
頑なにレーシックだけは出来ないと見てみぬフリをしていた私が今こうして裸眼で過ごしているのは、友人の体験談がきっかけでした。
高校時代からの付き合いである友人は私と同じで裸眼では生活出来ない視力の持ち主だった筈なのにある日突然眼鏡を掛けてこなくなり、
不思議に思った私が「眼鏡どうしたの?」と聞いてみると「レーシック、うけたんだ」との衝撃発言。
ずっと見てみぬフリを続けてきた私にとっては思いもよらない展開で、友人の口から繰り出される未知の体験談にドキドキしていたのも覚えています。
友人の話を聞いている内にレーシックに対してのマイナスイメージが徐々に覆され、技術面でも絶対安心だからという一言に検査だけでも受けてみようと決意しました。
後日、友人は視力が1.5まで上がったという羨ましい報告を聞きつつ緊張した面持ちでクリニックへ向かいました。
想像していたよりも清潔感のあるクリニックで受付の方も親切丁寧だったので、クリニックの第一印象は良いものとなりました。
クリニックには今までレーシックを受けた芸能人の方の写真なども貼られており、これが人間の心理なのか「有名なあの人も受けてるならきっと大丈夫!」と何の根拠もない自信が生まれました(汗)
数分して診察室に呼ばれ入って行くと、見たことのあるような道具から何をするんだろうと不安に思ってしまう道具まで色々置かれていて心拍数は上昇するばかりです。
約10種類程の検査をしたと聞かされましたが、指先が冷たく感じるほどに緊張していた私は上の空でした。
そんな状況の中で覚えている検査といえば、眼球に空気をかけ眼圧を測定する検査と焦点を合わせる測定くらいなもの。
眼圧を測定するのは昔から苦手な私は一回目に目を閉じてしまい、何度かやり直すことに(トホホ)
どの過程も数秒で終わり、看護婦さんに「もう大丈夫ですよー」と優しく声を掛けてもらった時にはほっとしました。
それからカウンセリングがありレーシックについての詳しい説明を受けました。
説明して下さった方も以前このクリニックでレーシックを受けたらしく、最初は私と同じく不安だったけど裸眼で生活出来る素晴らしさを知った今では受けてよかったと感じているんだと話してくれました。
形式的な説明より、実体験を話せる方がカウンセラーだと心強く、もし検査結果が良い方向なら手術を受けてみようと決心出来た瞬間でした。
次にそのままドクターのいる診察室へ向かい、検査結果を説明され手術を受けられることになりました!
カウンセリングの時点で決心していた私はドクターにその旨を伝え手術の予約を入れていただき、目薬を貰ってその日は帰宅しました。
手術料金は30万円前後で他の病院やクリニックと比べると少々高いですが、
この30万円前後の料金の中に手術後の診察代やもしもの時の再手術代も含まれていると聞いて妥当な料金だと納得しました。
2.パニック寸前の手術台
手術の前日は何をしていてもそわそわするばかりで、目を疲れさせてはいけないと知りながらネットでレーシックの体験談を読み漁っていました。
この時は「早く手術を受けて眼鏡生活から脱出したい!」という前向きな気持ちと「麻酔しても痛かったら?」という後ろ向きな気持ちで押しつぶされそうでした。
検査した時のような前向きな気持ちばかりにはなれなかったです。
それでも経験者の多さやクリニックの実績を信じてみようと何とか自分に言い聞かせて、最後の確認と手術の注意事項が書かれた用紙にしっかりと目を通すことにしました。
ぼんやりとした視界で明日にははっきりと見えるようになるのかな・・・と考えながらその日は眠りました。
翌日は手術のため化粧は一切せず素顔のままで、友人の車に乗せてもらいクリニックに向かいました。化粧をしていない状態での車移動は有難かったです。
いつものように受付を済ませ待っている間は友人がしっかりと手を握っていてくれて付きそいの大切さを実感しました。
一人だともっとパニックに陥っていたかもしれません。
手術の前のカウンセリングで安定剤を出しましょうか?と提案され、緊張状態にある私は一錠いただくことにしました。
安定剤が効いているかどうかなど考える暇はなく、次に髪をまとめておくキャップを渡されたのでそれを頭に被りました。
被るやいなや「麻酔しますね」との声が聞こえ、目に注射を打つんだ!と体に力が入ったのですが、麻酔は点眼式だったのでこの心配は杞憂に終わりました。
もし目に注射を打つとなれば手術より麻酔の方が痛い!という事態にもなりかねませんよね。こういった部分は医学の進歩なのかもしれません。
麻酔をしてしまえば後は手術するだけで、安定剤を飲んだにも関わらずパニック状態。
そのパニック度が伝わったのか看護婦さんが「大丈夫、すぐ終わりますよ。痛みは全くありませんから。」と声を掛けてくださりました。
そうこうしていると、気付けば手術室の中で、ドクターが「では、ここに横になってくださいね」と台のようなベッドを指差して微笑んでいて、もう逃げられないんだと意を決して横になりました。
横になってしまえば頭からまつ毛までしっかりと固定されるのが身動きすることは出来ません。看護婦さんが隣で手を握ってくれていて、これには随分助けられました。
手術の過程は、まず目を開いたままに固定されフラップを作るのですがこの過程が一番難しいらしいです。
それから作ったフラップをめくり、めくった部分にレーザーをジジジッと照射していきます。
音だけ聞いていると歯医者さんで歯を削られる時の恐怖心に似た気持ちが蘇ってくるほどですが、実際はレーザー照射しているんだというわずかな違和感はありながらも私が心配していた痛みは皆無でした。
このレーザーでは角膜を削ることで屈折矯正をしていくようです。
レーザー過程が終わるとめくった部分を水で流しながら戻して消毒されます。
これで片目は終わり、反対の目に移り、このあとものの5分くらいで終わったので計13分くらいの手術だったと思います。
3.2.0も夢じゃない?
手術が終わり、しょぼつく目を細めながら休憩室に連れて行かれココで30分程度休まされました。
術後は少しの間安静にする必要があるみたいなのですが、「誰かに話したい!」きっと手術を受けた誰もがこう思うはずです。
私も待合室で待っている友人に一部始終を話したい気持ちでいっぱいでした。
休憩室に入ってから数分後、目のしょぼつきもなくなってきたので少しだけと目を開けてみるとそこは別世界です。
角膜を削ったりしたわけですから、まだ視界がふわふわした状態でしたが、部屋にあるものの輪郭がはっきりと分かり以前とは明らかに違うことが分かりました。
これは手術成功だ!と思っていると再び看護婦さんに呼ばれ診察室に向かうことになるのですが、その途中で今手術を終えたばかりであろう人が休憩室に入っていくのが見えました。
私が避けていただけで、きっとレーシック手術というのは世間的にも浸透しているのだなと思った瞬間でした。
診察室でドクターに目の感覚を説明し、痛み止めや炎症止め更にドライアイを感じた時に点眼する目薬を貰いました。
こんなに目薬して意味があるの?と思っていましたが、後々この目薬には感謝してもしきれないほど助けられました。
その後、外出用にと頂いた少し不恰好な眼鏡をかけて友人の車で手術後とは思えないほどのお喋りを楽しみながら帰宅しました。
帰宅してから1時間程経過したとき、少し目の痛みを感じ慌てて痛み止めの目薬を点眼したのですが、それでも目の違和感やぼーっとした感じは抜けずに半日を過ごしました。
この夜は入浴や洗顔は禁止されていたので我慢して、大好きなテレビも見ずに横になりました。
体験談を読んでいると手術した当日からパソコンをしたりしている方もいましたが、臆病な私には到底真似出来ません。
その行動が良かったのか翌日に目の痛みは感じられず、翌日診断のためにクリニックへ向かう足取りも軽く感じられました。
昨日は車で帰ったので気付かなかった外の景色が新鮮で、当たり前に見える色んな文字に手術を決心してよかったと思いました。
クリニックに到着すると、ドクターの診断の元視力検査を行ったのですがここで驚くべき数字が出ました!
なんと「0.8」だったんです。視力の悪かった私には考えられない数字です。
この調子なら2.0も夢ではないらしく、その為には術後のケアも大切だとの説明を受けました。
4.術後1年間のいろんな出来事
手術してから1ヶ月後・3ヶ月後と定期的に術後検診に通っていたのですが、術後2ヶ月目までは毎日目が乾燥してしまう日々が続き、検診がない時期にも関わらず点眼薬を貰いに行くことも度々ありました。
術後すぐの時は念入りにケアしていたものの、少し経つとケアの大切さを忘れがちになってしまい疎かになってしまった期間もありました。
あれほどケアは大切にしなさいと言われていたにも関わらずの行動だったのですが、その影響はどこかしらあったのだと思います。
たとえば集中して書き物をしていたりすると目の奥がズンと重くなり、それに目の乾きが付け加えられると術後のぼんやりとした視界が蘇ってきました。
これらは検診でドクターに指摘されるほどの症状になりつつあり、このままでは視力が少し下がってしまうかもしれないと告げられました。
いくら点眼薬を使っていても目を酷使する事で意味がなくなってしまうんですね。
とにかくこの時は、点眼薬は欠かさないようにして、仕事量を減らすかわりに少し疲れたと感じたら目を閉じて眼球を休ませてあげてました。
後は、夜になると途端に視界が悪くなるといった症状も体験しました。
見えなくなるというよりは、信号や車のライトが通常よりも明るく感じられたり、信号機の色が二重になって見えるといった具合です。
症状は半年近く続いて、この点に関してはいくらドクターに話してみてもやはり不安でした。
友人はこの症状にはならなかったと言っていたので人それぞれだとは思いますね。
最終的にこの症状は一年経つ頃には気にならなくなっていましたが、目を使い過ぎて疲れている時なんかは今でもぼやけてしまったりはします。
そして先日の検診で視力のほうは2.0までに回復し、はじめてお洒落なサングラスを購入してみました!
眼鏡を掛けている時はサングラス一つにしても度が入っているものしか選べずに、案外高い値段に諦めてしまうことが多かったんです。
裸眼でいるとありのまま自分の目で景色を見られるだけでなく、お洒落も楽しめて洋服の幅も大きく広がりました。
最初は不安ばかりで、どうなることかと思っていたレーシック手術ですが結果としては大満足となりました。
これからもドクターにはサポートしていただきながら、手に入れた裸眼で色んなものを見ていきたいと思います♪