レーシック体感物語<フィクション>
2011/3/19 14:22
ここでは、レーシックって実際どうなんだ、みんなどんな経緯でレーシックを受けるのかを物語風にしてみました。こちらは何冊も出版している方に依頼して執筆いただいた原稿でして、ちょっと自慢の作品です^^
臨場感を持ってレーシックを体感していただけて、どんなものなのかより理解してもらえるかなと思っています。1つの読み物として、お楽しみ下さい。<他体験談と異なり、こちらはフィクションです。あらかじめご了承下さい。
レーシックを振り返って……
みなさん こんにちは!
私は、約5年前にレーシックを受けて、
メガネやコンタクトレンズから卒業できた30歳代の女性です。
きっかけになったのは、私の高校時代の
同級生・由美のなにげない「ひとこと」。
卒業後も定期的に交流を続けている由美と出会ったとき、
ふとしたきっかけでレーシックの話を聞いたことからすべてが始まったのです。
いきなりですが、
由美がレーシックを受けたのがレーシックリアルクリニックだったので、
私も、同じところで受けることにしました。
もちろん、由美から聞くだけでなく、
自分でいろいろなクリニックの情報を調べたりして、
自分なりに納得してから決めました。
その習性はレーシックを受けて5年経ったいまでも
ずっと残っているようで(笑)
ついついレーシックのサイトが気になってしまいます。
私がレーシックを受けてからわずか5年の間にも
いろいろな機器やプランが追加されたし、
それに手術費用も安くなっているように感じます。
設備投資が充実していて、しかも、費用が安くて済むなんて、
なんか、後になるほどお得なような気もしますよね(笑)
こうやって、改めてホームページをみていると
レーシックをしたときのことを
まるで昨日のことのように なつかしく思い出してしまいます。
でも、その反面、
家の片隅で眠っているメガネやコンタクトレンズをみると
「もう必要ないんだな……。
長い間 ほんとうにおつかれさま……」
という気持ちになります。
自分がレーシックを受けて
なにげない日常を取り戻せて、ほんとうにそう思えます。
メガネやコンタクトレンズを使っていたころは
それが自分の体の一部として割り切っていたけれど、
でも、メガネにしても、コンタクトレンズにしても、
ずっと、不自由な想いや不便な想いはありました。
メガネは視力が落ちると買い替える必要がありますし、
ある日突然、フレームが壊れてしまうこともあります。
コンタクトは、洗浄液や保存液、装着液も必要だし、
それに、洗面所で流しそうになることも度々ありました。
窓を開けて車の運転をしていると、目にゴミが入ると大変!
痛みのために、目が開かなくなるんです。
半端じゃない涙が、
それも、片方の目だけ流れ出てきます。
なによりも、運転中にそういうことが起こるとほんとうに危ないです。
たしかに、コンタクトレンズはメガネにはないメリットはありますが、
それでも、毎日の手入れが大変だし、
洗浄液や装着液などの維持費もかかります。
その点、レーシックを受ければ、それらの費用は掛からなくなるのだし
メガネやコンタクトレンズを管理というか
手入れする手間暇が要らなくなるのが
やっぱりうれしいですね。
レーシックを受けるためには、もちろんお金はかかりますが、
長い目でみると、いろいろな面で絶対お得だなと、
振り返ってみて、そう感じています。
設備投資が充実していて、しかも、費用が安くて済むなんて、
なんか、後になるほどお得なような気もしますよね(笑)
メガネとコンタクトレンズ、ともに不自由な想い……
私は、小さいころから目が悪かったから、
けっこう不自由な想いをしてきたんです。
こういうことは、経験した人じゃないとわからないと思いますが、
たとえば黒板の字……。
学校の授業で、先生が黒板に書かれる字ですが、
目が悪いと読むのに必死なんです。
だから、先生の話が耳に入らないというか……
黒板に書かれている字を読むことに集中しているから、
それどころじゃなくなるんですね。
また、道で友だちとか、近所のおばさんとかに出会ったとき、
私からは全然わからないから、
なんか、相手の人が会釈をしているような……
そんな雰囲気は感じるんですが、
こちらからは見えないから、タイミングが悪いというか、
間が悪いというか……
そして、後ろめたいって感じがしましたね。
それに、なにかを見るとき、
目を極端に細めてしまう癖がついてしまうんですね、どうしても……。
でも、メガネを掛けるのはなんか抵抗があったから、
ずっとがまんしてきたんです。
それでも、視力が0.1、
つまり視力表の一番上が怪しくなってきたころになると、
さすがの私も観念して、メガネデビュー!
小学校の高学年の思い出といえば、
衝撃のメガネデビューのことですね。
でも、美容面もあるから、
授業中以外はメガネを掛けることに抵抗を感じるようになって、
中学校から高校にかけての視界は、ずっと霧の中にいるって感じでした。
高校時代の同級生は、けっこう目が悪い子もいたんですが、
入学したころ分厚い黒縁メガネを掛けていた男の子が、
あるときから掛けなくなったので、不思議に思っていたんです。
また、女の子のなかにも洗面台で
なにやら小さいボトル?みたいなものを広げて、
お化粧でもないし……。
それが、コンタクトレンズの手入れだと知ったのは、
ちょっと後のことだったんです。
前述の男の子の場合も、そう……。
というわけで、私もコンタクトレンズに興味を持つようになり、
お年玉を使ってコンタクトデビューしました。
コンタクトを使うようになって、
メガネを持ち歩く不便さからは解放されたし、
メガネを掛けなくてもいいから、
美容面でのマイナス面?もクリアできました。
でも、目にごみやほこりが入ったら、半端じゃない痛さがあるんです。
しかも、ごみが入ったほうの目だけ涙がでるという異常事態、緊急事態発生!
車の免許を取ってからは、
窓を開けて運転中にこういうことも何回かあって、
ほんとうに危ない目にも遭いました。
また、コンタクトレンズの保存液や洗浄液などの費用もけっこう大変……。
メガネ、コンタクトレンズ、
いずれにしても、やっぱり不便だな……とずっと悩んでいたんですが
目が悪いと不便だし、車の運転免許も取れないから
メガネやコンタクトレンズに頼らざるを得なかったんです。
白内障手術とレーシック……
私の同級生のなかには、
高校生くらいからメガネをやめて
コンタクトレンズを入れている人も少なくないのです。
バレーボール部に入っていた友人・由美も
かなりの近視だったのですが
授業中はメガネを掛けていたものの
練習や試合のときはメガネさえも掛けないでいました。
そのため、屋外コート……(高校には屋外コートしかなかったので)
屋外コートでは見えていたボールが
試合のとき、屋内、つまり体育館に入ると見えなくなるため
由美はずっと悩んでいましたが
やっぱりメガネは嫌だと、かたくなに拒み続けました。
しかし、目が悪いことは試合にも影響することになり
由美はメガネの代わりにコンタクトレンズを入れることになりました。
しかし、練習中にコートのなかで落として、みんなで大騒ぎしたりと
けっこう大変だったそうです。
その由美とは、高校卒業後も定期的に交流していますが
ずっと、コンタクトレンズを入れていると思っていました。
ちなみに、一家の主婦でもある私は
日々の手入れや洗浄液の購入費が負担に感じるようになってきました。
保存液は、水道水で代用していましたが(冷や汗)
洗浄液だけはそういうわけにはいきませんので……。
また、メガネとコンタクトレンズ
どちらも定期的に作り替える必要があり
それらの経費もバカにならないため、メガネ生活に戻りました。
40歳の声を聞くようになったころ
近くが見えにくくなったのも理由のひとつです(笑)
コンタクトレンズを入れていると「正視」と同じで
加齢と共に近くが見えにくくなるのだそうです。
メガネの場合は、近くが見づらいときはその場で外せばいいのですが
コンタクトレンズはそういうわけにはいきませんね。
結局、40歳過ぎでコンタクトレンズとは完全にバイバイしました。
由美もそういう不自由な想いしていないのか気になり
あるとき、コンタクトレンズのことを聞いてみました。
すると、なんと彼女!
コンタクトレンズは使っていないというのです。
えっ、コンタクトレンズを使っていない?
じゃ、視力が戻ったの?
そんなことってあるの?
矢継ぎ早に質問する私の耳に飛び込んできたのは
レーシックという聞きなれないことばでした。
レーシック? なに、それ?
由美の話によると、
目の角膜を削って視力調整をするということです。
目の角膜を削る?
なに、それ?
そんな怖いことって、あり?
別の友人・綾子のお母さんが白内障の手術をしたので
そのときのようすがダブってしまったのです。
なんでも、目のレンズを取り除いて
人工レンズを入れるとか……?
そんな恐ろしいことって……!?
すっかり動揺するに由美は
レーシックで削る角膜は、レンズの外側にあるから
白内障手術よりもずっと簡単だとそう教えてくれました。
レーシックに興味をもつ……
私と同じくコンタクトレンズを使っていた
同級生の由美がレーシックをしたことは大変衝撃でした。
しかも、メガネもコンタクトレンズも要らない、
つまり、正視の人と同じ生活ができるというのです。
メガネにしても、コンタクトレンズにしても、
その不自由さを経験した人は共感していただけると思います。
しかも、視力が変わっていくと
その都度作り替える必要もあるのです。
「そんなもの がまんすればいい」といわれるかもしれません。
でも、車の運転免許証を更新するためには
両眼で、たしか0.7をクリアする必要があるのです。
車を運転し続けるためには
免許更新に合わせて前もって視力検査をするなど
周到な準備も必要になるのです。
また、夜の入浴前にコンタクトレンズを外してから
翌朝、コンタクトレンズを入れるまでの間は
メガネを掛けて「つなぐ」必要があります。
ある友人は、家計節約のために
コンタクトレンズのみの生活をしていますが
やはり、コンタクトレンズを外している時間帯は
「なにかあったら困る」と不安な気持ちになるといいます。
由美のいうレーシックをすると
メガネやコンタクトレンズに掛けるお金も必要なくなり
それらを外したときに視力が落ちるという
心配をする必要がなくなるというのです。
早い話、レーシックをすると
視力が正常だったころの自分に戻れるというのです。
そういえば、ずっと以前、歯科治療のインプラント?で
「甦る歯」というキャッチコピーのポスターを
歯科医の待合室で見掛けたことがありますが
それに掛けると「甦る視力」ということでしょうか。
高校を卒業してからも定期的に交流している由美が実証済ですから
そんないい情報だったら見逃してしまうのは
あまりにももったいない話です。
早速、私は由美がレーシックを受けたという
レーシックリアルクリニックのホームページへ
アクセスしてみることにしました。
レーシックリアルクリニックは
交通のアクセスがいい、一等地にありました。
なんでもないことかもしれませんが
レーシックを受けるためには
クリニックの場所も大事だと思うのです。
どんな医療機関の場合でもいえることですが
通院や入退院のための交通手段も気になりますし、
それに掛かる費用も大きな決め手になるからです。
もちろん、生命に関わる病気で
治療できるのは世界でそこだけとなると
地球の果てまでも行くかもしれません。
でも、同じような治療を行っている医療機関があるのなら
ちょっとでも自分にいい条件のところを選びますよね。
いろいろな条件を調べてみて、納得する必要があると思うのです。
レーシックを正しく知る……
同級生の由美からレーシックの話を聞き、
どんなものだろうかと自分なりに調べていくうちに
いろいろと誤解していたことに気づきました。
まず、
レーシックは日帰りで手術することができるということです。
別の友人・綾子のお母さんが白内障の手術をしたときは
入院されたと聞いていましたので
てっきりレーシックも入院するものだと思っていたのです。
また、綾子のお母さんの場合
片目ずつ2回に分けて手術したと聞きましたが
レーシックは同日に連続で両目の手術ができるというので
ちょっと驚きました。
でも、入院の必要はありませんが
家が遠方の場合は、医療機関の近くに宿泊することが望ましいそうで
ホテルなどを紹介してくれるところもあるそうです。
なぜ、医療機関の近くに泊まるほうがいいのかというと
手術翌日には再び医療機関を訪れて検査を受けるからだそうです。
それと、レーシック直後は視界が不安定で、
目の痛みも起こるため(ちょっと怖いなと思いました)
公共交通機関を利用して自宅まで帰るのは危ないからだそうです。
できれば、手術日は、
誰かに付添ってきてもらうほうがいいそうです。
もちろん、その場合は自分では運転しませんので
車での行き来もできるから、より安全・安心ですよね。
次に、レーシックの手術方法ですが
白内障の手術はレンズを人工のものに取り換えますが
レーシックは目の表面にある角膜にレーザーを照射して
削ることで視力回復をする手術ということです。
だから、歯科のインプラントとも根本的に違いますね。
これも、レーシックのサイトをみて知りました。
ちなみに、インプラントは抜歯した歯茎のところに
純チタンなどの金属を埋め込む方法だそうです。
レーシックは、自分の角膜を削って行う手術ですので
そのときに「なにかを挿入することもない」ことがわかりました。
そんないいことずくめのレーシックですが
やっぱり、引っ掛かるのは治療費のことです。
レーシックは、健康保険適応外つまり全額自己負担になるのです。
なんどもしつこいようですが
インプラントも健康保険適応外だそうです。
せっかくレーシックを受けようと思ったのに
全額自己負担になることがわかると
気持ちが揺らぐことも少なくありませんね。
当然といえば当然だと思います。
具体的にいうと、どれくらいなのかは
医療機関や手術方法によってばらつきがあるそうです。
健康保険が使えないところでは、
医療機関が料金を設定できることも初めて知りました。
考えてみたら、エステやサロンなど料金がいろいろですよね。
レーシックの料金が違うのも
これらと同じなのかなと思ったりもしました。
レーシックのネックは治療費……
レーシックのことをいろいろ調べていくうちに
治療費が全額自己負担になることがわかり
自分のなかで「待った!」が掛かりました。
ただでさえ 日常の生活費のやりくりが大変です。
そこから、レーシックの費用を捻出するのは並大抵ではないのです。
私の場合、夫と、子どもふたりの平均的な家庭ですが
これから教育費の支出が増えることは分かりきっているだけに
自分のために「想定外の費用」を工面することは
大変な勇気が要りました。
「清水の舞台」ではなく「ナイヤガラの滝」から飛び降りる気分です。
もちろん、私も仕事をもっていますが
ふだんの生活も、私の収入を見込んで組み立てていますので
生活のレベルを下げて節約することは大変難しいことですね。
でも、よく考えてみたら
メガネとコンタクトレンズの両方を買い替える費用は
これからもエンドレスで続くのです。
コンタクトレンズには、装着液や洗浄液の費用もずっと掛かります。
度数が進んでいなくても、メガネのフレームが壊れたらお手上げです。
それらの費用は、これまでも掛かってきましたが
一度にドバッという形でなかったために
まぁ、仕方ないかなと思って割り切ってきたのです。
ですから、レーシック費用が一度に掛かることに
かなり驚いただけなのかもしれませんね。
たとえば、ソーラーパネルを導入することで
毎月の光熱費の節約になります。
でも、初期費用というか、設置費用が掛かりますよね。
そう思えば、レーシックの費用も同じようなものかなと
納得したりもします。
それに、メガネやコンタクトレンズの不便さ・不自由さは
嫌というほど体験してきましたので
視力が回復することはお金の問題では割り切れないというか
それ以上に得るものはあるはずだと思いました。
また、レーシックの費用ばかりに驚いてしまいましたが
手術前の検査費用や、手術後の定期健診や目薬代などが
無料になっている医療機関も多いと知りました。
なんらかの手術をする場合、
前後して検査したり、そのために通院したりしますが
それらの費用が無料というのは、
ほんとうにありがたいことですね。
それに、万一、不都合なことが起きた場合
無料で再手術ができるところもあるそうです。
もちろん、そのようなことがあっては困りますが
手術を受ける身としては「保険がわり」ですね。
その保険ですが
加入している生命保険や医療保険の「手術給付金」の内容によっては
給付対象になることもあるそうです。
レーシックを受けることが決まったら早めに加入先に連絡して
診断書の用紙を準備しておくと、
手続きや振込までの流れもスムーズにできるそうです。
また、確定申告時に「医療費控除」の対象になる場合もありますので
そういうお得な制度を知るためのいい機会になりました。
レーシックの治療費、さらに詳しく調べる……
せっかくレーシックを受ける気持ちが高まってきたとき
私の前に大きく立ちはだかったのが、治療費の問題でした。
仕事をもっているとはいえ、一家の主婦として家計を預かる立場、
昨今の不況に加え、これから増える一方の子どもの教育費
まさに八方塞がりといわざるを得ません。
もちろん、私自身、贅沢な生活は全然していません。
最新のファッションを追いかけることも
グルメツアーに参加することも
友人たちのお茶代さえ、極力削ってきたのです。
そんな私に、レーシックの費用を捻出することは至難の業でした。
高校時代、コンタクトレンズをつくるとき
貯めていたお年玉を使いましたが、
現在はそんな「ヘソクリ」もありません。
あのとき、なぜ親が費用を出してくれなかったかというと
コンタクトレンズを目に入れると
目の奥に入って出てこないのではないかという思い込みがあり
反対していたからです。
レーシックは、コンタクトレンズを入れる以上に大変というか
角膜にレーザーを当てるのですから
さらに危ないというイメージがあります。
当然、親たちは費用を出してくれるはずはありません。
それに、この年になって親にお金を無心できるはずもないですね。
レーシックを受ける前には手術可能かどうかの検査があります。
かつての同級生・由美が受けたレーシックリアルクリニックでも
その費用は無料なのですが
手術費の工面に迷っている段階で検査だけ受けるのは気が引けます。
悶々としながら、レーシックリアルクリニック関係の情報を調べていくと
手術費用に関してもいろいろと説明がありました。
レーシック治療費の支払い方法は現金払い、銀行振込のほか
デビットカード払い、クレジットカード払いなどがあるということです。
具体的にいうと、
月々3,000円からの分割払いやボーナス併用や頭金の設定もできます。
しかも「最大24回払い」、つまり2年間掛けて返済できるのですね。
それに、その間の金利や手数料も掛からないローンがあると知って
ほんとうにびっくりしました。
医療費を分割払いした場合も、
確定申告時に「医療費控除」の対象になることがあると
なにかで読んだことがあります。
返済は、指定口座から引き落とされるため領収書がないのですが
ローン申し込み関係書類に記載されている引落金額を
コピーして添付すれば認められるとも……。
確定申告時には、生命保険の「手術給付金」を受けた場合は
それも関係するそうですので
レーシックに関する諸諸の書類を揃えておく必要があることも
併せて知りました。
もし、ややこしくて自分で判断できなかったら
税務署や行政の税務関係で聞くといいことも分かりました。
「医療費控除」のことを知っておくと
家族が多額の医療費を使ったときにも役立つから便利ですね。
レーシック費用の特典や制度を知る……
レーシックの情報をいろいろ調べていると、
遠方交通費補助や紹介制度というのがあることを知りました。
私がレーシックのことを知ったのは
同級生の由美から聞いたのがきっかけでしたが
そういえば彼女、
費用が安くなる方法があると言っていたような……?
でも、あまり強く勧めなかったのは
なんか後ろめたいような気がしたのではないでしょうか。
その理由は、後でわかりました。
まず、遠方交通費補助ですが
たとえば、レーシックリアルクリニックのサイトでみると
クリニックから一定の距離以上ある人が治療に訪れた場合
10,000円割引されるという特典があるというのです。
それは手術費用から割り引かれるそうで
片目の場合は、半額の5,000円引きになるそうです。
私の場合は、家からクリニックまでが近いので
割引は適応されないことがわかり、ちょっと残念です。
割引のキャンペーン期間があることも知りましたが
該当できたら、ほんとうにお得だなと思いました。
次に気になった紹介制度というのは
自分が会員になって、家族や友人にクリニックのことを紹介すると
紹介者本人には謝礼、紹介を受けた人には手術費用の割引が
受けられるというものだそうです。
両目ともレーシックを受けた場合
紹介者には謝礼、紹介を受けた人には手術費用の割引が
それぞれ支給されるというものです。
ちなみに、私もこの制度を利用したおかげで
手術費用が少し安くなりました。
もちろん、この制度の利用も
キャンペーン期間などがあるのかもわかりませんが……。
私にレーシックを勧めた由美が、あまり強く勧めなかったのは
謝礼目的だと思われるのを嫌がったのかもしれません。
どちらかというと控えめな性格の彼女ですから
その気持ち、理解できます。
ちなみに、レーシックリアルクリニックでは
白内障の手術などを行っていることもわかりました。
レーシック担当の医師が白内障の手術などの経験も豊富だと
やっぱり安心できますね。
ちなみに、クリニックでの白内障手術も片目ずつ行いますが
別の友人・綾子のお母さんのケースみたいに「入院」ではなく
「日帰り」になるようです。
もちろん、これまでレーシックに関する事故がないことが
安心できる大きなポイントになりました。
このようにレーシックの情報をいろいろ調べていくと
だんだんレーシックを受けたいという気持ちが
自分のなかで強くなっていきました。
サイトをみると相談フォームがあり
疑問点があれば、そこから質問できることも知りました。
しかも、匿名でもOKだというのです。
いざとなれば、いつでも聞ける!
そう思えば、なんだか大船に乗ったような気分になれました。
カウンセリングの予約をする……
レーシックリアルクリニックのサイトをいろいろ調べていくと、
この前お話しした相談フォームがあることがわかりました。
また、サイトからの予約フォームがあることもわかり
手術を受けるために必要な検査の予約が
インターネットでできることを知りました。
また、フリーダイヤルでの受け付けもできるそうで
こういうサービスは大変ありがたいことだと改めて感心しました。
さて、オンライン予約フォームへ進むと
レーシックが受けられない場合について
いろいろな実例をあげて説明書がありました。
せっかくレーシックを受ける決意が固まって予約しても
実現できない場合があるのです。
正直いって、そんなことあるのかと驚きましたが、
そのことを最初に知っておくとあきらめがつきます。
それに、どうかな?と「ダメ元」で申し込んだ場合も
自分のなかで気持ちの整理がしやすいですね。
さて、予約フォームの入力は
相談フォームとは違い「匿名」というわけにはいかないですね。
当たり前の話ですが……。
それに、個人情報は、かなり詳しく入力する必要がありました。
コンタクトの使用有無についても
ハードやソフトなどの種類など詳しく聞かれます。
レーシックを受けるための検査は
「カウンセリング・検査セットコース」と
「カウンセリングコース」という2種類があります。
検査までを一度に済ませると
検査のために足を運ぶ必要がなくなりますので
交通費なども節約できて大変お得ですね。
また、レーシックリアルクリニックの場合、
検査のためにクリニックを訪れる時間は17:00までです。
最近では、検査当日に手術までできる日帰り手術もあり、
その場合は、10:00までに検査に訪れる必要があるそうです。
私は、レーシックのことを知ってから
治療費のことがネックになって、なかなか前へ進めませんでしたが
もうここまできたのだから検査だけでも受けてみようと思い
予約フォームから申し込むことを決めました。
そして、どうせなら検査までを一度で済ませるほうがいいだろうと思い
そちらを選択しました。
あっ、その場合コンタクト使用制限といって
検査までの所定の期間はコンタクトレンズの使用ができなくなります。
私は、ハードレンズですので2週間の制限が必要になりますが
ソフトレンズの人は3日間で済むようです。
また、検査をしてからレーシック当日までの期間制限もあり
私が受けたときはたしか1ケ月だったように思います。
もし、その期間中に手術を受けなかったら、再検査が必要になるのです。
そのような厳しい制約がありますが
レーシックを受けるためには大切なことばかりだと知りました。
改めてお得な制度を考える……
同級生の由美からレーシックの話を聞いて興味をもった私は
レーシックリアルクリニック・予約フォームから申し込みをしました。
申し込み時には、来院希望日と検査希望日を入力する必要があります。
ちなみに検査希望日は第三希望日まで設定されています。
申し込み時には、
カウンセリングから検査まで全てを一度に済ませる場合は
来院希望日と検査希望日の第一希望日を同日にすればいいと思いました。
また、検査に掛かる費用はすべて無料だということと
検査日から手術日までの期間を改めて確かめると
最初1ケ月だと思っていたのですが、2ケ月あることもわかりました。
もし、期限切れになった場合再検査が必要になりますが
なんと、その場合も無料で検査してもらえるというのです。
また、紹介制度についても改めてサイトを確認してみると
お得な利用方法があることに気づきました。
たとえば、レーシックリアルクリニックの場合だと
「入会金・年会費などは一切かかりません。
レーシックに関心のある方なら、どなたでも会員登録が可能です」
となっています。
つまり、レーシックを受けた経験がなくても
レーシックリアルクリニックに行ったことがなくても
会員登録できることですよね。
しかも、次のようなポイントも記載されています。
「ご家族やご友人で手術を受けられる場合には、
ペアで登録すると大変お得。
登録後、お互いをご紹介することができます。
もちろん、それぞれに謝礼をお振込みいたします。」
ということは、
まだレーシックをしていないどうしがペアになって会員登録すれば
お互いの手術費用が割引されるということですね。
紹介制度を利用すると、紹介者へは謝礼が支払われ、
紹介された人は手術費用が割引きになるということは……
ペアを組んで紹介しあえば、
それぞれが「謝礼」と「手術割引」が受けられてお得になる?
そういうことなのですね!
私の場合、既に手術を済ませた由美の紹介という形になるので
「お互いに」というわけにはいかなくなりましたが
でも、この特典を知っていれば
他の友人や知人にレーシックを勧めるときに活用できますね。
レーシックリアルクリニックに検査の予約申し込みをしてから
連絡があるまでの間、いろいろと調べてみて
改めてレーシックを受けてみたいという気持ちが高まりました。
私の場合、やっぱり治療費の負担がネックになりますが
月々3,000円からのローン払いもあるということで
治療費負担に対する不安はだんだん消えていきました。
もちろん、家計は自分が握っているとはいえ
現金支払いにしても、ローンを利用するにしても
お金のことは大事なことですから
夫にもきちんと相談するつもりです。
人にいえないようなお金ではありませんので
きちんと説明したら、夫も理解してくれると思いました。
レーシック検査を受けるために……
レーシックのことを知ってから
私のなかでは、なんとしてでも手術を受けたいという
強い気持ちだけが独り歩きするようになりました。
お金のことは ひとりで決めないことが大切ですが
私の場合、夫に相談しないまま予約をしてしまったんです。
もちろん、検査次第ではレーシックができないかもしれませんし
検査を受けたから、絶対に手術をする必要がないことも
長い社会人生活のなかで、自分なりにわかっています。
だから、夫に内緒で検査を受けにいくことはできるのです。
でも、そうやってひとりで勝手にものごとを進めていくと
だんだん相談できなくなるものです。
仕事でもそうですね。
自分に不利なこと、失敗したことなどは
早めに上司に相談するほうが気分的にも楽になりますね。
私も、夫と「家庭内離婚」や「正式離婚」に発展しないためにも
早めに相談することを決意しました。
といっても、
お互い仕事が忙しくて、夫の帰宅は深夜に及ぶこともあり、
「めし・風呂・寝る」どころか
帰宅してすぐバタン・キューというのが日常茶飯事。
お互い、すれ違いの日々です。
もうこうなったらメールで相談するしかない!
そう思い、夫宛に携帯メールを送ることにしました。
携帯メールなら、仕事の合間にみてもらうことができるからです。
そして、運命の日。
ドキドキしながら携帯画面にメッセージを入力、送信しました。
夫からの返信があったのは、なんと夕方になってからのこと。
「今から帰る」だけでした。
ふだんからメッセージが短い夫でしたが、あまりにも短すぎるので
相当怒っていることがわかりました。
もう、首を洗って覚悟するしかありません。
みなさんのなかには「夫」の立場の人もいると思いますが
男性のみなさん、みなさんならどう思われますか?
夫である自分を無視したような妻の態度、
許せませんよね、絶対に!
でも、私は「許されないこと」をやってしまったのです。
レーシックのことで離婚に発展するケースは
前代未聞かもしれませんが
やっぱりお金が絡んでくることです。
私は、最悪の場合を覚悟して夫の帰りを待っていました。
ほどなく、夫が帰宅。
「おかえりなさい」という私の声を無視して
無言でリビングに向かう姿からは、
心なしか殺気立っているように感じます。
気まずい空気が流れるなか
なんとかしなくてはと、気持ちばかり焦ってしまいます。
「あの……ごめんなさい!」と、私。
夫は、ちょっと照れながら私を振り返り
「実は……。同僚の奥さんが、レーシックを受けたという話
ついこの間、聞いたばかりなんだ。
だから、お母さん(私のこと)にも勧めようと
考えていたとこなんだよ……」
あまりにもあっけない幕切れと、夫のやさしさに触れた私は
拍子抜けして床に座り込んで号泣してしまいました。
いよいよ検査へ……
前回は、なんかメロドラマ風になってしまいましたが
引き続きお楽しみください。
同級生の由美から聞いたレーシックに興味を持ち
レーシックリアルクリニック・予約フォームから
検査日の予約までしてしまった私です。
しかも、夫には事後承諾という
本来なら絶対やってはならない方法で……。
このブログを読んでくださるみなさんは
絶対、やらないでくださいね。
夫婦の信頼関係は、お互いを思いやること
秘密をつくらないことなのですから!
私の場合、夫が理解してくれたというか
夫もまったく偶然、レーシックの情報を得て
しかも、私に勧めようと思ってくれていたという
幸運が重なったから救われたのです。
そういう意味では、ほんとうに夫に感謝しています。
また、ふたりの子どもたちにも感謝しています。
というのは、なんらかの治療を受けるためには
家族にもいろいろと迷惑を掛けることになるからです。
私の場合、子どもたちは大きくなっていますが
反抗期の真っただ中で 心身ともに大変不安定な時期なため
家庭内のちょっとした空気の乱れを敏感に察知してしまいます。
ですから、夫婦間はもちろんのこと
家族のなかでも内緒ごとをつくらないこと
それがとても大切なことだと、改めて感じました。
私の場合、子どもたちの理解も得られ
ほんとうにしあわせだと感謝しています。
そうしているうちに
レーシック検査の予約日が 近づいてきました。
自分が希望したうちの 第一希望日に、
一連の検査までのすべてを 受けられることになりました。
検査日までにすることといえば
コンタクトレンズを使用している人は
その日から遡った一定期間使用を控えることです。
私は、ハードレンズを使っていましたので
検査日の2週間前から使用中止することになりました。
ちなみに、ソフトレンズは3日間で済むそうです。
もし、仕事の都合などでどうしでも無理な場合などは
クリニックに相談できることも知りました。
ふだんは、コンタクトレンズを使っているため
メガネ姿で職場へ行くことは これまでありませんでした。
初めてメガネ姿を見た職場の人たちは 大変驚きましたが
これからレーシックを受ける予定ですので
仕事の上でも迷惑を掛けるかもしれません。
だから、メガネ姿を披露することは
レーシックに対する理解を深めるための きっかけにもなりました。
このように、まわりの人の理解を得た私は
由美に連絡を取って、紹介制度を利用させてほしいとお願いしました。
クリニックの紹介制度を利用することで
紹介者の由美には謝礼金が振り込まれ、
紹介を受けた私は手術費用の割引が適応されると聞いたからです。
これは、お互いにとって大変ありがたい制度ですので
レーシックの話をしてくれた由美には大変感謝しています。
検査日当日……
コンタクトレンズの使用を中止して
いよいよ検査日までのカウントダウンが始まりました。
レーシックを受けて5年、
レーシックリアルクリニックのサイトを見て
改めて検査項目を確認しました。
なんだか おっかない感じがする機械がいっぱいあります。
検査の名前も覚えられないくらい たくさんあり
ほんとうに こんなにたくさんの検査をするの?と
不安というよりも 面倒な気持ちにもなったのを思い出します。
レーシックを受ける人は当たり前の話ですが
メガネかコンタクトレンズの経験者がほとんどですね。
たとえば メガネをつくる場合 機械に顔を固定して
目の前の景色や赤と緑の色を見ているだけで
自動的に機械が測定してくれますよね。
一昔前は手作業でしたので
いろいろなレンズを交互に入れ替えながら微調整して
いちばんいい角度を決めていくという方法でした。
最近は、黙って座っているだけで
あっという間に乱視などが測定できるのですから
ほんとうに便利になりました。
まだ幼稚園にも行かない小さい子どもさんが
メガネを掛けている姿を見かけることもありますが
それを可能にしたのは このような最新技術のおかげかもしれませんね。
ちなみに検査時間は、だいたい2~3時間かかると書かれていますが、
たしかに、検査時間項目も多く、時間がとても長く感じました。
でも2~3時間ならまだ短いほうかもしれませんね。
なんらかの手術をするための検査は
何日もかけていろいろな角度から入念にするのですから
それと比べたらむしろ楽勝だと考えたほうが
気分的にも救われるかもしれません。
後で振り返ると、検査時間や項目はたくさんでしたが
レーシック手術そのものはあっという間でした。
もちろん 時間の長さは精神的なものが大きく左右しますので
特別なことをする時間は とてつもなく長く感じるかもしれません。
いろいろなことを考えているうちに
検査日当日の朝を迎えました。
私の予約時間は、午後1時からですので
家事は普段どおりに済ませてからでかけることにしました。
もちろん、夫や子どもたちも普段どおりに見送ってからです。
その日は金曜日でしたので仕事のほうはお休みをいただきました。
手術日も金曜日を希望するつもりでした。
そうすると土日が休みですので
会社に掛ける迷惑も最小限で済むからだと思ったからです。
検査前に読んだレーシックを受けた人の体験談によると
やはり手術直後は目を酷使しないことが大事だとありました。
パソコンなど使っている人は
一週間程度は目を休める必要があるとも書かれていました。
ですから、私の場合も週末の金曜日に手術日を設定しました。
もちろん、検査をしてみて
レーシックができると診断が出ればの話ですが……。
電車を乗り継いで、
いろいろなことを考えているうちに
レーシックリアルクリニックにたどりつきました。
検査終了、はたしてレーシックは……?
レーシックリアルクリニック・予約フォームから
検査予約するときに
レーシックが受けられない場合についての
説明書を読んでいましたので
私の場合は、たぶんだいじょうぶだろうと思っていました。
それでも 実際に検査を受けてみないと
ほんとうにレーシックができるのかどうかわかりません。
というよりも、
レーシックに掛かる治療費のことばかり頭にあったので
検査やレーシックを受けることに対する不安まで
考える余裕がなかったのです。
この場に及んで、初めて「ことの重大さ」に気づきました。
どうやって受付を済ませたのかも、記憶が飛んでしまい
はっきり覚えていません。
我に返ったのは、問診が始まってからです。
問診では、現在、気になる症状や病気、既往歴、
そして、コンタクトレンズの使用歴なども聞かれました。
これらの項目は、レーシックができるかどうかを判断するためにも
大切な資料になるそうです。
やはり、最新機器が普及した時代でも
問診は大切なのだと改めて感じました。
なによりも、無機質な機械相手ではなく
人間相手というかコミュニケーションの大切さ
インフォームドコンセントの大切さを実感しました。
そして、いよいよ検査の始まりです。
近視・遠視・乱視の強さとか、角膜のカーブの検査、
これはコンタクトレンズをつくるときにも行いますね。
眼圧測定検査、ちょっと怖い? 威圧感がありました。
その後も、おなじみの視力測定検査
角膜や瞳孔などの検査が次々と行われました。
さらに、目の中をくわしく検査するために
瞳孔を開くための薬を点眼されました。
その薬が効いて瞳孔が開くまでは
レーシックに関するVDVをみて待つことになります。
VDVをみているうちに、
なんだか、ほんとうに怖くなってきたので
内容は、「うわの空」でした。
その後も、さらに詳しい検査が続き、
いよいよレーシックが可能かどうか
そして、どの方法が向いているかを決めることになりました。
私は、視力表の一番上はとっくの昔に見えなくなり
はっきりいってどれくらいの視力なのか
正確にわかっていないのでとても不安でした。
もちろん、乱視も進んでいると思われます。
近視や乱視が進むと、それだけ角膜を削る量?も多くなるため
角膜が薄い人はレーシックが難しいそうです。
それに、本人は気づかないなんらかの病気がある場合も
「待った」が掛かることもサイトで調べていました。
検査結果を待つ間、どのくらいの時間があったでしょうか、
とてつもなく長く感じました。
そして、いよいよその結果発表が……。
なんと、無事、レーシックが受けられることが決まったのです!
手術前日まで……
いろいろな検査の結果、
無事、レーシックが受けられることがわかりました。
手術の方法はいろいろありましたが
いちばんノーマルな?レーシックを勧められたので
私も先生のアドバイスを受けいれ
その方法で行うことに決めました。
レーシックの方法はレーシックのほかにも
イントラレーシックやエピレーシックもあります。
また、見え方にこだわりをもつ人には
アイレーシックという方法もあるそうですが
ノーマルなCR-レーシックを選ぶことにしました。
レーシックの方法について改めて確認すると
角膜の一部(黒目の上)にフタ状のフラップをつくって
いったん、それを剥がしてからレーザーを照射、
ふたたびフラップを戻す方法です。
たとえば、円筒状のウェットティッシュの取り出し口、
あれを連想していただけるとわかりやすいと思います。
でも、ちょっと考えると怖くなるかもしれませんね。
歯科医の治療も恐怖感がありますが
レーシックは「目」そのものを手術するのですから……。
しかも、点眼による局所麻酔の手術です。
当然、意識もはっきりしています。
また、はっきりしていないと困りますよね。
先生の説明を受けながら
レーシックへの不安が一気に高まったような気分になりました。
これまでずっと治療費のことで頭がいっぱいだっただけに
その反動は大きいというか
現実の世界に引き戻された気分になりました。
でも、レーシック担当の医師は
白内障などの手術も手掛けているベテランだと知って
だんだん落ち着いてきました。
もちろん、クリニックでは多くの手術を手掛けていますが、
私たち患者にとっては、一生に一度のことです。
そこのところも、レーシックリアルクリニックでは
スタッフのみなさんが親切に対応してくださったので
それが大変うれしかったです。
そして手術日の日程を決めることになり
ちょうど2週間後の金曜日にすることにしました。
となると、ハードレンズの場合、
2週間前からコンタクトレンズは使用禁止のため
引き続きコンタクトレンズの使用はできなくなりますが
せっかくの流れですので
このまま突っ走ろうと決意しました。
手術前には 目の感染症を防ぐために
抗菌作用のある目薬を点眼する必要がありました。
1日3回、最低でも手術の3日前から点眼の必要と聞きましたので
私は1週間前から実施しました。
また、私の場合、加入している生命保険の
「手術給付金」が適応されることがわかりましたので
保険会社所定の診断書を取り寄せておきました。
そのような書類を事前に用意しておくと
給付金の支払いもスムーズにできるからです。
検査から手術日まで2週間でしたが
仕事の段取りもあって、あっという間に過ぎました。
手術当日……
いよいよ、手術日を迎えました。
どんな手術でも、その日は特別な想いがありますね。
いま、こうやって振り返ってみると すごくなつかしいというか
笑い話になる部分もあるのですが
「その日」を迎えるときの気持ちは
経験した人でないとわからない複雑なものがあります。
でも、レーシックを受けることで
メガネやコンタクトと永遠にバイバイできるのです。
自分にとっては大切な記念日だったので
不安な気持ちよりも 新しい自分への期待感のほうが
何倍も大きかったような気がします。
みんなそうですよね。
病気やけがの手術をするのは、手術のリスクや痛みよりも、
それから始まる新しい自分への期待が大きいからですよね。
だから、不安や痛み、苦しいリハビリにも耐えられるのですよね。
レーシックの場合、局所麻酔で簡単にできる日帰り手術ですから
そんなに真剣に構える必要はないのかもしれません。
でも、失った視力を回復できて、新しい生活が始まることを思うと
なんか特別の日という気持ちはありました。
家を出るとき、空のメガネケースを用意していて
つくづくそう感じました。
空のメガネケース……
レーシックを受けるときは、メガネをかけて家を出ますが
帰るときには、もうメガネは要らなくなるのです。
空のメガネケースは、
永年お世話になったメガネを入れるためにもっていくのです。
これまで使ってきたものが要らなくなる……。
なんでもないことかもしれませんが、
その重みをずっしりと感じています。
もちろん、コンタクトレンズも要らなくなります。
コンタクトレンズは、検査や手術日の前から使えなくなりますので
もう、家の片隅に追いやっていました。
家を出るときは、着ていく服装選びも大切なのです。
特に冬場は、毛糸のセーターは絶対にNG!
毛糸の繊維がほこりになって目に入ったら大変!
ということで、ほこりが出にくい素材、たとえば綿素材がいいそうです。
また、足元を安定させるためにもヒールもNG!
手術直後は、まだ十分に視力が回復しないから危ないというか、
痛くて目が開けられない人もいるそうです。
もちろん個人差はあるそうですが……。
あっ忘れていた!
お化粧ももちろんダメですよね。
それと手術日近くに化粧品を変えるのもNG!
こういろいろと制約があるとなんだか面倒になりますが
でもあれもこれも
レーシックが終わればどうってことないのですから。
レーシックを受けて視力が戻ると
これまでになかった自由な自分に戻れるのですから……。
だから、もう少し!
あと、もう少し!と自分に言い聞かせて家を出ました。
レーシック手術本番……
ここからが大切なところですが
実は緊張のあまり検査のときと同じで
手術のときの記憶も飛んでしまったのです。
ですから、途切れ途切れの記憶の糸をたどって
思い出せる範囲で再現していきたいと思います。
レーシックリアルクリニックへは
午後の予定時間よりも随分早く到着しました。
ロビーには手術予定の人たちが何人かいて
みんな「そのとき」を待っているようでした。
レーシックのネックになり、あれほど悩んだ治療費は
クレジットカード一括払いを選択、その日に手続きをしました。
現金を持ち歩くよりは安心だからです。
手術前には、最終検査としていくつかの検査が行われました。
また、手術後にも何種類か目薬を点眼する必要があるのですが
その種類や使用回数などをまとめた説明書を受け取りました。
気持ちは、レーシックモードになっていますので
そういう配慮は大変ありがたかったですね。
それと、担当の先生による診察と説明があり
レーシックに対する最終確認を行い、同意書にもサインしました。
サインの時期は正確には覚えていないのですが
たしか目薬の説明の前後だったと思います。
担当の先生からの説明内容ですが
視力がどこまで回復するかについてがメインだったように思います。
私は、車の運転ができる0.7さえクリアできればいいというか
それ以上の回復は望んでいませんでした。
しばらくして、更衣室へ案内され
手術シーンにでてくるあの青い手術着を服の上から着ました。
頭にも青い帽子?を被り、
足元は靴を履いたままカバーを掛けるという完全武装でした。
その格好のまま、手術室の近くの部屋に行くと
手術着を着たスタッフがこられ
名前を確認された後、手術室へと案内されました。
あっ、その前に麻酔薬の点眼を受けて、
耳にもカバーをつけたと思います。
手術室へ向かう道のりは、
すごく遠かったように感じました。
手術室では手術台に仰向けの状態というか
歯科医のイスを完全に倒したような感じになりました。
そこで、また麻酔薬を点眼され、
そして手術中の注意事項についての説明も受けました。
内容ははっきり覚えていませんが
スタッフから声を掛けられたときは、
うなずかないで声で答えることや
手を目のところにもっていかないことなど
とにかく、安全のために頭を動かさないことを
念を押されたようだったと思いだします。
手術室はクリーンルームのため
ちょっと寒いので、毛布をかけてもらいました。
ここまでたどりつくまで いろいろありましたが
それぞれ担当のスタッフの方が 声をかけてくださることが
とてもうれしかったです。
スタッフにとってレーシックは年間行事ですが
手術を受ける側は初めてのことばかりなので
その配慮を大変うれしく感じました。
レーシック手術、時間の長さは無限大……
そして、今度こそ本番です。
いま、そのときのことを思い出すだけで
なぜか緊張してしまいうまくまとめることができません。
手術時間は、片目に10分も掛からなかったようですが
その時間は無限大のように感じました。
でも、実際の治療時間を聞くと
歯科医の治療よりは短いそうですので
やっぱり気持ちの問題が大きかったと思います。
私は怖がりだったのだと、この場に及んで
もうひとりの自分に遭遇したような気分になりました。
手術は、右目を先に行い、同じように左目も済ませました。
手術をするためには、なんか機械みたいなもので
まぶたを固定して、動かないようにします。
その後、手術台の上で頭を固定されたような……。
視線の延長線上には、緑色のランプが見えました。
たしか術前の説明で
ランプを見ているようにと言われましたが
そのランプのことなのだなと思いだしました。
そして……。
右目に大量の水?がかかり、また、麻酔薬の点眼を受けました。
いったい、何回、麻酔するのっていいたい気持ちでした。
ほどなく、目の前が真っ暗になった感じがしましたが
再び 緑のランプが見えてきました。
それと前後して 大きな機械音がして
レーザーの照射が始まったような感じがしました。
先生の「レーザー照射をします」という声が聞こえたので
多分、そうだったと思います。
それと、前後して
看護師さんの読み上げる数値が音声多重で聞こえたように思います。
そうしているうちに また、視界が真っ暗になり
右目には大量の水?がかけられました。
その後、目の上をガーゼみたいなもので
何度も拭いてもらったように思います。
そして、まぶたを固定していた機械を外してもらい
ようやく右目の手術が終わりました。
まずは、めでたし、めでたし……といいたいところですが
左目の手術も同じようにしなくてはなりません。
ここまできて、ようやく半分という感じですが
でも、後半?は気持ちの余裕もできたみたいで
割と短く感じました。
手術室に入ってから両目の手術が終わるまでは
30分も掛からないそうです。
むしろ、そこにたどりつくまでの時間が長いのですが
私にとっては、手術本番の時間の長さは無限大に思いました。
手術が終わると看護師さんに案内されてクリーンルームを出て
ラウンジで休憩しました。
手術後は、涙が大量にでてくるのでティッシュで拭き取ることや
目のまわりをさわらないことなど、いろいろと説明を受けました。
なにかあったらすぐにスタッフに連絡するようにともいわれました。
こうして、手術本番を振り返ってみると
スタッフの方々のなにげないひとことがとても心強かったです。
手術が終わって……
無限大の長さに感じたレーシックが
ようやく終わったと感じたのは
レーシックリアルクリニックまで 夫が迎えにきてくれたときです。
連日、深夜に及ぶ残業で忙しい夫ですが
その日・金曜日は仕事の都合をつけて休暇を取ってくれました。
夫の運転する車で帰宅できるので
公共交通機関を使ってひとりで移動するよりも安全です。
また、レーシック手術は翌日も検査がありますが
そのときも送り迎えしてくれることになり
この場に及んで夫のありがたみを改めて感じました。
手術後には、事前にもらった目薬それぞれを
一定の間隔をあけて点眼する必要があります。
帰宅後、目の痛みもでてきたので
家事ができる状態ではありませんでしたが
夫や子どもたちの協力もあり、ゆっくり休養することができました。
自分がレーシックを受けてみて
改めて家族の絆を感じることもできました。
クリニックをでるときは
日中に使う保護用のメガネといっしょに
就寝用として、保護用のカバーもいただきました。
保護用のカバーは、まるで昆虫の目みたいな形をしたものですが
それを目にピッタリとつけるために両面テープで固定するのです。
目の状態は手術後に診察を受けますので安心ですが
それでも、麻酔が切れてくると痛みを感じて不安になります。
もちろん個人差があり、どれくらいの痛みかといわれると
私の場合、がまんできないほどの痛みではなかったと思います。
もし、がまんできない痛みだったら
おそらく夜も眠れないのではないかなと思ったりします。
翌日、保護用カバーを取ったときの視界は
たしかにそれまでとは違うなという感じで
これまで見えなかったものが はっきり見えました。
しかし、痛みもありましたので
まだ安心はできないという気持ちが強かったです。
診察時間は午前中でしたので
少し早めに出かけることにしました。
外出のためには、当分、保護用メガネが必要になると聞いていました。
クリニックへの往復は、夫に車で送ってもらいましたので
足元などの不安はなく、ほんとうにラッキーでした。
ちなみに、手術後の検査は別の医療機関を紹介するところもあるそうですが
ここでは、アフターケアもすべてしてもらえます。
翌日検査では、いくつかの検査と診察がありましたが
特に異常はみられないといわれ、ひとまず安心しました。
視力の回復状況を調べる検査は、1週間後ということも聞きました。
私の場合、車の運転ができる0.7をクリアできればいいので
正直いって、数値へのハードルは低かったと思います。
検査後、受付で保険会社からもらった診断書の用紙を渡して
1週間検診時に受け取れるようにお願いしました。
あれから……
私の場合、レーシックを受ける前の葛藤がかなり長かったので
実際、手術を受けてからの日々は
あっという間に過ぎてしまったという感じがします。
私がレーシックリアルクリニックで受けたレーシックには
1週間後、1ケ月後、そして、3ケ月後の定期検診があります。
最初の視力検査は、1週間後でしたが
それまでは職場の配慮もあり お休みをいただけました。
また、プライベートでもパソコンを使わない
外出時には保護用メガネを掛けるなど
自分では最大限の注意をして生活をしました。
もちろん、家族の理解と協力があってのことです。
心配した視力は、1.0まで回復しました。
ある知人に聞いた話ですが、
メガネをつくるとき、欲張って1.5の視力がでるようにしたところ
頭痛や肩こりが激しくなり、結局つくり直すことになったそうです。
ですから、あまり欲張り過ぎては体のためにもよくないと思います。
レーシックを受けることによって
メガネやコンタクトレンズとはバイバイすることができ
何十年かぶりに自由な生活を取り戻すことができました。
もちろん、近視が戻らないようにする注意する必要はあります。
また、目をぶつけたりしないように気をつけるなど
日常生活で注意すべき点はいろいろあると聞きました。
それでも、格闘技など特別なことをしない限り
生活面での不自由さはないと思います。
ちなみに、スポーツ選手の場合は種目によりますが
一定の期間を経過すれば競技再開が可能になるそうです。
レーシック後、1ケ月検診や3ケ月検診も
信じられないほど簡単にクリアでき
なんだか拍子抜けしたような気分です。
私の場合、いろいろなことを考えすぎるのでその反動というか、
レーシックに関しては、うれしい誤算だったと思います。
もちろん、万一のときは再手術を無料でしてもらえると
聞いていましたので、経済面でも安心できました。
コンタクトレンズをつくるとき大反対した親たちへ
レーシックの話をしたのは、
手術後、半年ほど経ってからだったと思います。
最初「あっ、そう」と涼しげな表情で聞いていた母が
「えっ!」と驚き、その場に座り込んだのを思い出します。
たしかに、レーシックは角膜にレーザーを照射して
視力を矯正するのですから 怖くないといえばウソになります。
私も、この体験談を書きながら
そのときを思い出して固まってしまいました。
でも、レーシックをすることによって
得たものはたくさんあります。
レーシックのことを夫や子どもたちに理解してもらうことで
家族の絆を確認することもできました。
うまく表現できませんが、
レーシックを紹介してくれた同級生の由美や職場のみなさん、
クリニックの関係者のみなさん、すべての人たちに感謝しています。