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iFSイントラレーシック(スタンダードプラン)≫ 適応検査無料
向いている人 | より安全性の高いレーシックを希望する人/軽度・中等度の近視の人 |
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施術内容 | フラップ(レーシックの際につくるフタの部分のこと)作成をレーザーで行なうタイプのレーシックでは、唯一の厚生労働省承認機器を使用しているレーシック。レーザーによって、フラップを高速で作成するため、眼への負担が軽減される上、安全性や正確性も高い。視力の回復が早いことも特徴のひとつである。 |
なお、この施術に使用する主な機器の詳細については以下の通りである。
<ビジックス・スター S4 IR>
アメリカ・AMO社(旧ビジックス社)の視力回復用エキシマレーザー・ビジックスは、1989年という早い段階で FDA(アメリカ食品医薬品局)から承認を受けた、信頼性の高いエキシマレーザーである。その後も改良を重ね、レーザー業界をリードする最先端の技術を維持し続けている。現在、アメリカ国内で73.6%のシェアを誇るほか(米国白内障学会2010調べ)、日本でも、その安全性と効果が認められ、2000年に厚生省(現厚生労働省)の認可を受けている。
神戸神奈川アイクリニックで使用している「ビジックス・スターS4IR」は、1988年の初代ビジックスの開発から数えて7代目の最新機器である。エキシマレーザーの進化に伴って、術後成績も向上するという結果が出ているため、より進化した最新エキシマレーザーの使用は、術後への良好な影響が期待できる。2008年3月にはその優秀性が認められ、レーシック用のレーザーとして承認された。
また、「ビジックス・スターS4IR」では、患者個々人で微妙に異なる眼の状態に合わせたオーダーメイドの照射ができる。そのため、術後のハロー・グレア(主に夜間の、光のにじみや、まぶしさ)の軽減が可能であり、夜間の見え方を向上させたい人や、見え方の質にこだわりたい人に特に適している。
また、「ビジックス・スターS4IR」の優れた性能としては、主に以下のものが挙げられる。
1)アイリス・レジストレーション(IR)
「アイリス・レジストレーション(IR)」は、英語では、Iris Registrationと表記する。
虹彩(こうさい。眼球の黒目部分である瞳孔の外側にある、円状の部分のこと)模様認識システムのことで、体の姿勢が変わることで生じる眼球の回転や瞳孔の中心移動の補正を行なう技術である。
「ウェーブスキャン・ウェーブフロント」では座った状態で測定を行なうが、「ビジックス・スター S4 IR」でのエキシマレーザー(希ガスやハロゲンなどの混合ガスなどを用いて、作られるガスレーザー。発がん性がないことも確認済)照射は、仰向けに寝た状態で行なわれる。この技術は、座った状態から仰向けになった状態で発生する、眼球の平均2.2度の回転を自動補正し、正確なレーザー照射を可能とするものである。
「ウェーブスキャン・ウェーブフロント」機器と連携して、完全非接触で眼球の状態を正確に把握し、エキシマレーザーを照射する。この高度な技術によって、単なる視力の回復だけでなく、見え方の質自体を向上させ、ハロ・グレア(主に夜間に、光がにじんで見えたり、まぶしく感じたりすること)を軽減させることが可能となる。
2)3D・アクティブ・アイ・トラッキング
英語では、3D Active Eye Trackingと表記する。3次元自動眼球追尾システムのことである。
この技術は自動センタリング機能によって、眼の動きを立体的に捕捉する。これによって、たとえレーシックの手術中に、眼球運動によって、多少、瞳孔が動いた場合でも、正確に角膜を削ることが可能となる。レーザー照射1回につき、3回もチェックを行なうため、高い精度でのレーザー照射が可能である。
3)バリアブル・スポット・スキャニング(VSS)
英語では、Variable Spot Scanningと表記する。
レーザーの照射径を、0.65mm~6.5mmの間で調節することで、角膜の収差(光線が一点に集まらないために、実際に目に見える像が、ぼやけたりゆがんだりすること)を、より正確に矯正することが可能である。
レーザーの照射径を0.65mm~6.5mmの間で調節し、角膜をより効果的に、正確に切除する技術である。
4)バリアブル・レピティション・レイト(VRR)
英語では、Variable Repetition Rateと表記する。
パルス パッキング・アルゴリズムという解法に基づき、エキシマレーザー(希ガスやハロゲンなどの混合ガスなどを用いて、作られるガスレーザー。発がん性がないことも確認済)の照射回数を、6Hz~20Hz(Hzは一秒間の周波数)まで変化させる技術である。
安全な治療スピードを維持したまま、レーザーの照射位置・照射回数を、効率よく最適化する。これによって、手術の際の角膜への熱の影響を、最小限に抑えることが可能となる。
<iFSフェムトセカンドレーザー>
「iFS フェムトセカンドレーザー(iFS Femtosecond Laser)」とは、アメリカAMO社製の最新機種である。
従来のレーシックはマイクロケラトーム(従来型のレーシックで使用する、フラップを物理的な刃=専用自動メスによって作成する機器)でフラップを作成していた。しかし、近年は、コンピュータ制御されたレーザーでフラップ作成を行なうのが主流である。レーザーの導入によって、フラップの厚みや角度、フラップを支える部分(ヒンジ)の位置などを、患者個々人の眼の状態に合わせてオーダーメイドすることが可能となり、より安全性と精度の高い治療ができるようになった。
AMO社は旧名をイントラレース社といい、そのフラップ作成用レーザーは、信頼性の高さから、いち早くFDA(米国食品医薬品局)の承認を受けた。その後も改良を続け、現在の「iFSフェムトセカンドレーザー」は5代目となる。現在、アメリカ国内で59.3%のシェアを誇っている(米国白内障学会2010調べ)。また、フラップ作成用レーザーとしては国内で唯一、厚生労働省の承認を受けている。
「iFSフェムトセカンドレーザー」は、従来使用されていた、イントラレース社のFS60の上位機種にあたり、照射精度が向上したことによって、フラップの強度や見え方の質がさらに改善されている。その結果、これまで以上に短い時間での、さらに安全な手術が可能となった。
また、「iFSフェムトセカンドレーザー」の優れた性能としては、主に以下のものが挙げられる。
1)厚生労働省に承認された、高い安全性
旧機種である「イントラレースFS60」に続いて、この「iFSフェムトセカンドレーザー」も、安全性の高さを厚生労働省に承認されている。
日本国内には、さまざまな機種のフェムトセカンドレーザーが導入されているが、厚生労働省に承認されたフェムトセカンドレーザーは、AMO社(旧イントラレース社)の機種のみである。
2)よりずれにくい、安定したフラップ強度
「iFSフェムトセカンドレーザー」によって作成されるフラップ(レーシックの際に、角膜に作成されるフタの部分)の強度は、従来機種の約1.5倍である。
フラップのエッジ角度が改良されたため、従来よりもさらに強度的に優れたフラップの作成が可能となった。その強度は、既存のどのフェムトセカンドレーザーよりも高く、さらにずれにくいフラップ作成が可能となった。
3)より手術時のストレスを軽減する、速い照射スピード
「iFSフェムトセカンドレーザー」では、レーザーの照射スピードが、従来機種の約2倍になっている。そのため、照射時間自体が短縮され、手術時のストレスが軽減された。また、照射スピードは速いが、照射エネルギーは小さいので、レーザー照射による炎症も出にくくなった。
4)より見え方の質を向上させる、なめらかできれいな断面
「iFSフェムトセカンドレーザー」では、照射スポットが小さく、密であるため、これまでよりもさらになめらかできれいな断面を実現している。
フラップ(レーシックの際に、角膜に作成されるフタの部分)の断面がなめらかになったため、フラップ接着の強度が強くなり、さらに、見え方の質自体も向上している。
また、「iFSフェムトセカンドレーザー」では、従来の機種では不可能だった、楕円形のフラップの作成が可能となっている。
フラップを楕円形に作成すると、エキシマレーザー(希ガスやハロゲンなどの混合ガスなどを用いて、作られるガスレーザー。発がん性がないことも確認済)の照射範囲を広げることができる。これによって、乱視が強い患者に、さらに適した照射が可能となった。
(なお、楕円形のフラップを作成するかどうかは、同クリニックでは医師の判断で選択することになっているため、必ず患者側の希望が通るとは限らない。念のため)。