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カスタム エピレーシック/ラセック/PRK(オーダーメイドプラン)≫ 適応検査無料

向いている人 格闘技など、激しいスポーツをする人/近視度数に対して角膜が薄い人/単純な視力の回復だけでなく、「見え方の質」までも向上させたい人/夜間に車の運転をする機会が多い人
施術内容 スタンダード エピレーシック/ラセック/PRKの上位版。一人ひとりの角膜に合わせたオーダーメイドのレーシックで、より質の高い見え方を実現する。夜間視力の改善に加え、軽度から強度までの近視・乱視・遠視に、幅広く対応可能。角膜が薄くて、アイレーシックの手術が受けられない場合も適応可能である。フラップ(レーシックの際につくるフタの部分のこと)を作成しないため、角膜強度を保つことができるのが特徴であり、身体への衝撃を伴う激しいスポーツ等を行なう人にも向いている。なお、3種の術式の違いは、角膜上皮を取り除く方法の違いによるもの。それぞれ適性があるが、医師が患者の眼の状態に合わせて、適切な術式を提案する。
「アイレーシック」等の手術方法とは異なり、角膜にフラップ(レーシックの際につくるフタの部分のこと)を作らない手術方法である。そのため、手術後も角膜に十分な厚みと強度を確保することができる。したがって、角膜が薄いという理由で「アイレーシック」の手術が受けられない場合にも、手術が可能である(なお、手術の際には、エキシマレーザー「ビジックス・スター S4 IR」と「ウェーブスキャン・ウェーブフロント」を使用する)。
手術の際には、角膜上皮のみを取り除くのだが、取り除かれた角膜上皮は、1週間ほどで再生する。そのため、術後に眼に強い衝撃を受けてもフラップがずれる心配がない。そういう意味で、非常に安全な手術方法である。また、術後のドライアイが少ないことも、特徴のひとつ。
「スタンダードプラン」との違いとしては、患者個々人で異なる角膜のわずかなゆがみを解析し、それぞれの眼の状態に合わせたフルオーダーメイドの照射プログラムをカスタマイズすることが挙げられる。これにより、さらにきめ細やかな視力矯正が可能となり、「スタンダードプラン」よりも「質の高い見え方」が可能となる。たとえば、同じ1.2の術後視力であったとしても、こちらの方が、より鮮明な見え方になる傾向にある。また、手術直後に見られる夜間の光のにじみ(ハロー)やまぶしさ(グレア)も、「スタンダードプラン」の場合に比べると、大幅に軽減させることができる。

なお、エピレーシック/ラセック/PRKは、それぞれ異なった術式である。どこが異なっているかといえば、手術の際に、角膜上皮を取り除く方法に違いがある。くわしくは、以下の通りである。

・エピレーシック

角膜上皮を取り除く際に、エピケラトーム(手術機器名)を使用する。最も施術例が多い術式でもある。

・ラセック

角膜上皮を取り除く際に、アルコールを使用する。眼にキズがある人、眼が小さい人に適した手術法である。

・PRK

角膜上皮を取り除く際に、レーザーを使用する。角膜ジストロフィや再手術の人に適している。

なお、実際にどの手術方法を選択するかについては、医師が、患者個々人の目の状態に合わせて、3種の術式の中から適切なものを提案する。

また、この施術に使用する主な機器の詳細については以下の通りである。

<ビジックス・スター S4 IR>

アメリカ・AMO社(旧ビジックス社)の視力回復用エキシマレーザー・ビジックスは、1989年という早い段階で FDA(アメリカ食品医薬品局)から承認を受けた、信頼性の高いエキシマレーザーである。その後も改良を重ね、レーザー業界をリードする最先端の技術を維持し続けている。現在、アメリカ国内で73.6%のシェアを誇るほか(米国白内障学会2010調べ)、日本でも、その安全性と効果が認められ、2000年に厚生省(現厚生労働省)の認可を受けている。

神戸神奈川アイクリニックで使用している「ビジックス・スターS4IR」は、1988年の初代ビジックスの開発から数えて7代目の最新機器である。エキシマレーザーの進化に伴って、術後成績も向上するという結果が出ているため、より進化した最新エキシマレーザーの使用は、術後への良好な影響が期待できる。2008年3月にはその優秀性が認められ、レーシック用のレーザーとして承認された。
また、「ビジックス・スターS4IR」では、患者個々人で微妙に異なる眼の状態に合わせたオーダーメイドの照射ができる。そのため、術後のハロー・グレア(主に夜間の、光のにじみや、まぶしさ)の軽減が可能であり、夜間の見え方を向上させたい人や、見え方の質にこだわりたい人に特に適している。

また、「ビジックス・スターS4IR」の優れた性能としては、主に以下のものが挙げられる。

1)アイリス・レジストレーション(IR)

「アイリス・レジストレーション(IR)」は、英語では、Iris Registrationと表記する。
虹彩(こうさい。眼球の黒目部分である瞳孔の外側にある、円状の部分のこと)模様認識システムのことで、体の姿勢が変わることで生じる眼球の回転や瞳孔の中心移動の補正を行なう技術である。

「ウェーブスキャン・ウェーブフロント」では座った状態で測定を行なうが、「ビジックス・スター S4 IR」でのエキシマレーザー(希ガスやハロゲンなどの混合ガスなどを用いて、作られるガスレーザー。発がん性がないことも確認済)照射は、仰向けに寝た状態で行なわれる。この技術は、座った状態から仰向けになった状態で発生する、眼球の平均2.2度の回転を自動補正し、正確なレーザー照射を可能とするものである。

「ウェーブスキャン・ウェーブフロント」機器と連携して、完全非接触で眼球の状態を正確に把握し、エキシマレーザーを照射する。この高度な技術によって、単なる視力の回復だけでなく、見え方の質自体を向上させ、ハロ・グレア(主に夜間に、光がにじんで見えたり、まぶしく感じたりすること)を軽減させることが可能となる。

2)3D・アクティブ・アイ・トラッキング

英語では、3D Active Eye Trackingと表記する。3次元自動眼球追尾システムのことである。
この技術は自動センタリング機能によって、眼の動きを立体的に捕捉する。これによって、たとえレーシックの手術中に、眼球運動によって、多少、瞳孔が動いた場合でも、正確に角膜を削ることが可能となる。レーザー照射1回につき、3回もチェックを行なうため、高い精度でのレーザー照射が可能である。

3)バリアブル・スポット・スキャニング(VSS)

英語では、Variable Spot Scanningと表記する。
レーザーの照射径を、0.65mm~6.5mmの間で調節することで、角膜の収差(光線が一点に集まらないために、実際に目に見える像が、ぼやけたりゆがんだりすること)を、より正確に矯正することが可能である。 レーザーの照射径を0.65mm~6.5mmの間で調節し、角膜をより効果的に、正確に切除する技術である。

4)バリアブル・レピティション・レイト(VRR)

英語では、Variable Repetition Rateと表記する。
パルス パッキング・アルゴリズムという解法に基づき、エキシマレーザー(希ガスやハロゲンなどの混合ガスなどを用いて、作られるガスレーザー。発がん性がないことも確認済)の照射回数を、6Hz~20Hz(Hzは一秒間の周波数)まで変化させる技術である。
安全な治療スピードを維持したまま、レーザーの照射位置・照射回数を、効率よく最適化する。これによって、手術の際の角膜への熱の影響を、最小限に抑えることが可能となる。

<ウェーブスキャン・ウェーブフロント>

「ウェーブスキャン」とは、「アイレーシック」や「カスタム エピレーシック」などのオーダーメイドプランを行なう際に、患者の眼のデータを測定して解析する検査機器である。他社の機器に比べて、解析能力が非常に高く、患者個々人の角膜の状態に合わせた、オーダーメイドの照射プログラムの作成が可能である。
「ウェーブスキャン・ウェーブフロント」の主な特徴としては、以下の4つを挙げることができる。

 1. 角膜の約240ものポイントから、低次収差と高次収差のデータを測定する(ハルトマンシャックセンサーを使用)
 2. 検査精度は0.01D単位であり、通常の検査手法での0.25D単位をはるかに上回る。そのため、非常に精密な検査結果が期待できる。
 3. フーリエ解析によって、測定データを照射プログラムに変換する。
 4. 「ウェーブスキャン・ウェーブフロント」によって作成される照射データは、患者個々人に対して、左右(両目)別々に作成されるため、他に同じものは存在しない。いわば、オリジナルのデータと呼ぶことができる。そのため、「オーダーメイド」の手術とも呼ばれている。

また、散瞳(さんどう。疾患、薬物、外傷によって、瞳孔が過度に拡大する現象のこと)の必要がなく、瞳孔(どうこう。黒目と呼ばれる、目の中の光が通る穴のこと)が正円でない場合でも計測可能である。そのため、患者のストレスを軽減し、また、手術の適応範囲を広げることが可能である。その上、患者個々人の虹彩(こうさい。眼球の黒目部分である瞳孔の外側にある、円状の部分のこと)模様を認識して機器に記録することができるので、安全性がさらに向上している。

<エピケラトーム>

「エピケラトーム」とは、「エピレーシック」において使用される、専用の手術器具である。これによって、角膜の上皮のみを取り除く。角膜上皮細胞は時間の経過とともに再生されるため、レーシックのようにフラップ(レーシックの際につくるフタの部分のこと)が残ることはない。
神戸神奈川アイクリニックでは、「エピレーシック」と同系の手術方式である「ラセック」での実績をもとに検討を重ねた結果、国内初導入のスイスZiemer社製 アマデウスII(AMADEUS II)などを、エピケラトームとして採用している。

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