プレミアムｉＬＡＳＩＫ（アイレーシック）とは、最新テクノロジーを駆使したＮＡＳＡ公認のオーダーメイドの視力矯正手術である。フラップの作成から角膜の屈折矯正に至るまで、患者個々人の目の状態に合わせてカスタマイズされたレーザー照射を行なう。これにより、光の焦点を網膜の１点に集めることが可能となった。視力だけでなく見え方の質も向上させることが可能な視力矯正法である。

アイレーシックは、Advanced Custom View（アドバンストカスタムビュー）という技術を基盤にした屈折矯正手術ということができる。具体的には、「Wave Scan（ウェイブスキャン）」「Intralase FS60（イントラレースFS60）」「VISX STAR S4 IR（ビジックス スターS4 IR）」の3つの機器を使用する。人それぞれで異なる眼球虹彩模様の特徴を、検査時とレーザー治療時に測定した位置合わせをすることで、正確にレーザー照射位置を合わせることが可能となり、患者個々人の目に合わせたカスタムメイドの視力矯正手術が可能となった。

「Advanced Custom View（アドバンストカスタムビュー）」とは、「Wave Scan（ウェイブスキャン）」と「VISX STAR S4 IR（ビジックス　スターS4　IR）」を使って、人それぞれの目に固有なゆがみを０．０１D（ディオプター）単位で測定・解析した後、そのデータに基 づいて視力の矯正を行なう、ＡＭＯ社独自の技術のことである。 人間の目には、個人個人で異なる高次収差（不正乱視）と呼ばれる光学的なひずみがある。Advanced CustomVue（アドバンスド・カスタムビュー）は、この高次収差を測定し、そのデータに基づいて、患者個々人の眼に合わせた、オーダーメイドのレーザー照射を行なうのである。
従来の方法と比較すると、ハローやグレアなど夜間視力への影響が少なく、また、コントラスト感度にも優れている。通常の近視の人だけでなく、特に乱視の度数が強い人や収差の大きい人などに、良好な結果が報告されている。
ひとつ注意しなくてはならないのは、「視力」と「見え方」は別のものだということである。同じ視力でも、「見え方」は人によっていろいろである。これは、高次収差（角膜のわずかなひずみ）の原因となる角膜の形が、指紋と同じように、個人個人で異なっているからである。そして、この高次収差を矯正することができれば、その患者にとっての、最適な「見え方」が実現できるというわけだ。

アドバンストカスタムビューの具体的な特長としては、以下の４つが挙げられる。

夜間視力の改善

従来の矯正手術では、術後に、夜間にまぶしく感じることがあった。また、光が散乱してにじんだり、二重に見えたり、ぼんやりと笠をかぶったように見えたりすることもあり、夜間の運転がしづらくなるケースも見受けられた。
しかし、アドバンストカスタムビューをベースとしたアイレーシックでは、これらの問題を解決し、夜間のクリアな見え方を実現することが可能である。実際に、アイレーシックの体験者からの報告書において、夜間の視力がよくなったと答える人は、通常の矯正手術を受けた人の約４倍にもなるというデータも出ている。

ウェイブスキャンによる角膜の解析

患者個々人で異なる角膜の形状を、通常のレーシックでの解析（ゼルニケ解析）よりも、さらに細かく読み取ることが可能な解析（フーリエ解析）で解析している。

アイリスレジストレーション（ＩＲ）

アイリスレジストレーションは、手術中の眼球や瞳孔のズレを正確に把握し、補正する技術である。 一般に、術前の検査は座った状態で行なうが、実際の手術は仰向けになった状態で行なわれる。その姿勢のちがいによって、眼球は平均で２．２度もズレてしまう。アイリスレジストレーションは、このズレを補正して、正確にレーザーを照射するための技術である。

３－Ｄアクティブ・トラッキング

施術中はできるだけ眼球を動かさないことがレーシック手術の理想だが、実際には、術中、眼球はかすかに動いてしまう。カスタムビュー®の位置合わせ技術（3-Ｄアクティブトラック）によって、レーザー照射中の眼球の動きを立体的に補足し、3次元追尾しながら、レーザーを正確に照射することができる。